決め手は画面越しに見えた人柄

▼谷
私は東京出身で、高知へ移住する時は製造業で働いてみたいと考えていました。いくつか見た企業の中で、ネットでの情報発信に力を入れている「株式会社トミナガ」という会社に魅力を感じて、リモート面談をお願いしました。
面談の際、役員や社員の方々がみんなで楽しそうにカメラを覗き込んでいて、会社の雰囲気や人柄の良さが画面越しにあふれていたので「この会社は絶対いい会社だな。ここで働いてみたい！」と思い入社を希望しました。今は、学生さんや社外のいろいろな方にトミナガのすごいところをPRするマーケティングを担当しています。

すべて好き！あふれる“トミナガ愛”

▼島田
谷さんの一番すごいところは、社内の誰よりもとにかく「トミナガ愛」が強いことです。東京から来るので最初は、長く続いてくれたらいいなと思っていましたが、入社してからはそんな私の思いも吹き飛ぶくらい、毎日明るく接し、現場社員の方にも「谷さん、谷さん」と可愛がってもらい、無くてはならない存在になっています。仕事に対しても何でも前向きに取り組んでくれるのでその持ち味を活かせられると思い、入社２，３ヶ月の時に総務部と兼務でマーケティング部にも所属してもらいました。マーケティング部のミッションは、社内外含めていろいろな方にトミナガという会社を好きになってもらうことなので、これ以上にない人選だと思います。今は、学校に向けた採用の広報や、同業者の方などが企業見学に来る時の企業紹介を担当してもらっています。説明中もとにかく「もっと知ってほしい！」という熱い思いが溢れていて、どうやったら鋳物を知らない人にわかりやすく伝えられるかと毎回試行錯誤してくれています。谷さんの説明を聞いた方からは、「すごくわかりやすい」、「来てよかった！」とお声をかけてもらっており、入社3年目の若手社員ですが、当社の広告塔として大活躍してもらっています。

▼谷

私は本当にこのトミナガという会社が大好きなので、いつも他の方にもトミナガを好きになってもらうにはどうしたらいいかと考えながら仕事をしています。そのためにはまず知ってもらわないといけないのですが、自分もまだまだ鋳物のことについて勉強中なので、いろんな社員の方に聞きながら自分のためにも説明資料は出来るだけ丁寧に作るように心がけています。説明する相手が同業者だったら製造しているものや当社との関係を調べたり、学生さんには言葉をかみ砕いて、例えば鋳物の製造工程はチョコレートと同じという風にわかりやすくしています。当社には「トミネコ」という鋳物製の愛らしい猫がいますが、昨年このトミネコを初めてキャラクター化し、新しい会社パンフレットを作りました。パンフレットは、社内のいろいろな人に協力やアドバイスをもらいながら、イラストや写真を使ってどんな工程で鋳物を作っているか、どんな社員が働いているか、トミナガを好きになってもらうための思いをぎゅっと詰めました。入社してすぐの自分でもこうした重要な仕事を任せてもらえますし、社員の方たちはプライベートでも面倒見がよくてトミナガに来て正解！と思っています。地元の友達にも当社のSNSをフォローしてもらったり、学生時代の恩師にパンフレットを送ったり、たくさんの方にトミナガという会社のすごさや仕事の楽しさを伝えたいと思っています。

▼島田

谷さんのもう一つのものすごいところは、周りの社員を巻き込んで成長していることです。谷さんは、仕事をする際に何かわからないことがあれば他の部署の社員に積極的に話かけてコミュニケーションを取っています。とにかくいろいろな方と話すのでそれに影響されて、今まで以上に社内全体がコミュニケーションを取るのが当たり前と社内の雰囲気がより良くなってきていると思います。会社を好きでないと、1日8時間働くことがだんだん苦痛になり、やがては業績にも影響してしまいます。会社を好きになってもらうには、まず会社が一つの家庭のように居心地の良い場所であることが大切で、そのために谷さんはこれからも欠かせない存在です。

新しい仕事への挑戦

▼谷
島田課長にそう言ってもらえると嬉しいです。今年の12月に当社は創業65周年を迎えます。今は12月に公開するホームページの作成にも携わらせてもらっています。また10月からは新体制になり、営業・マーケティング部に異動になります。これからは営業も業務に入ってくるので、まだまだ知らないことも多く大変だとは思いますが、周りの皆さんに見守ってもらいながら、仕事の中に楽しみを見つけて、それをいろんな人に伝えられるように今以上に頑張っていきたいです。