高知県及び高知県産業振興センターでは、令和4年11月10日(木)~12日(土)の3日間、高知ぢばさんセンターで「ものメッセKOCHI 2022」を開催しました。

 新型コロナウイルス感染症に留意しながらの開催となりましたが、109社の事業者の皆様にご出展いただくとともに、22,000人の方々にご来場いただきました。

 出展者様からは「招聘いただいた県外企業と今後の取引につながって良かった」や「高校生や子どもさんが県内企業やものづくりへの知識を深める良いきっかけとなった」などのお声をいただきました。また、来場者様からは「高知県の技術力のすばらしさを感じることができ、有意義な商談につながった」や「色々な企業様と商談ができたので、今後とも良い関係を築いていきたい」などのお声をいただきました。

 

 また、各展示ブースでは、高校生等が出展者の方々に熱心に質問している姿が会場の至るところで見られるなど、新型コロナウイルス感染拡大前の賑わいを取り戻しました。

 引き続き、オンラインものメッセKOCHI2022では、出展者情報をはじめ、現場リポートや出展企業の動画集、リクルート情報、高校生のものづくり作品紹介など、高知のものづくりを紹介させていただいておりますので、ぜひご覧ください。

● 開催概要

1 名 称ものメッセKOCHI2022(第11回高知県ものづくり総合技術展)
2 開催目的本県の「ものづくりの地産地消」と「地産外商」を一層促進すること。
3 開催内容高知県内で「ものづくり」に携わる事業者の皆様に、優れた技術・製品の紹介や、商談を行う場を提供しています。今年度は、会場内にデモンストレーションコーナーを設置し、「高知のものづくり」をより体感いただける展示会を目指し、リアルとオンラインのハイブリッドで開催しました。
4 開催日時令和4年11月10日(木)~11月12日(土) 10:00~16:00
5 主 催高知県・公益財団法人高知県産業振興センター
6 会 場高知ぢばさんセンター 
7 出展者数6ゾーン 109社
8 来場者数11月10日(木)晴れ・・・5,300人
11月11日(金)晴れ・・・9,700人
11月12日(土)晴れ・・・5,300人
総入場者数・・・・・・・22,000人

● 各コーナー等紹介

🔷出展ゾーン

 出展内容などの特色を生かした6つのゾーンを設置し、デモンストレーションゾーン16社、産業技術・デジタル化ゾーン27社、防災技術ゾーン15社、食と住まいのゾーン34社、屋外展示ゾーン8社(重複除く)、コンサルティングゾーン9社の合計109事業者にご出展いただきました。

🔷 リクルートコーナー

 求人のある出展社のパンフレットの掲載を行い、リクルート情報を発信しました。

🔷 デジタル化相談窓口

 デジタル化計画の立案やシステム導入などに関する高い専門性を持つ当センターの職員が
対応する相談窓口を設置し、企業内のデジタル化の進め方や補助金の活用などのご相談がありました。

🔷 伝統的工芸品等展示コーナー・土佐の匠作品展示コーナー

 伝統的工芸品」として国が指定している”土佐和紙”や”土佐打刃物”、「高知県伝統的特産品」として県が認定している”土佐古代塗”や”フラフ”等品目を展示しました。
「土佐の匠」は、県内産業の基礎を支え、その振興に貢献している熟練技能や、古くから受け継がれてきた伝統技能の優れた継承者を認定しています。ブースでは、今年度認定された「土佐の匠」の作品を展示しました。


🔷 ものづくり教室・体験教室 

 最終日の12日(土)には、子どもたちにものづくりに興味を持っていただくことを目的に、ものづくり教室・体験教室を行いました。未就学児や小学生などたくさんの方々にご参加いただきました。


🔷 デモンストレーションコーナー 

 ご来場の皆様が、動きや音、大きさなどを体感できる機械、製品等を一堂に集めたデモンストレーションコーナーを新たに設置し、多くの方々に高知の「ものづくり」の迫力を体感していただきました。


🔷 高校生との交流 

高校生作品展示コーナー

 県内の高校生が作成した製品や活動を紹介する高校生作品展示コーナーを設置。県内公立高校8校33科(専攻)と高知県教育委員会が展示を行いました。


高校生が教える!こどもものづくり教室


高校生が販売!飲食コーナー


🔷 起震車コーナー・高知県防災関連登録製品紹介コーナー 

 屋外には、南海トラフ地震を体験できる起震車体験コーナーを設置。南海トラフ地震を想定した揺れを体験いただくことで、地震災害に対する備えや、身の守り方を学んでいただきました。

 また、起震車周辺には、出展製品とリンクさせた高知県防災関連産業交流会が認定する防災製品・技術の展示コーナーを設置しました。

            

● 高知のものづくりを知る!学生向け工場見学!

    

 ものメッセKOCHI2022の開催に合わせ、企業の皆様の人材確保に向けて学生と交流できる機会を創出しました。「現地工場見学」と「WEB工場見学」の2パターンで実施し、計21社にご協力いただきました。

         

● 県外企業との商談会

 今回の開催に合わせて、「技術展内の商談会」、「技術の外商取引拡大商談会」を開催しました。

🔷 技術展内の商談会(各出展者ブースまたは商談コーナー他)

 県内企業の外商活動をサポートするため、県外企業をお招きした商談会を開催しました。開催期間中は各出展者ブースまたは商談コーナー他にて、県外企業116社にご参加いただき、積極的な商談が行われました。

🔷 技術の外商取引拡大商談会

 高知県の機械・鉄工・電気関係の企業のさらなる受注拡大を目的とした「高知県技術の外商取引拡大商談会」を開催しました。

 11月10日(木)は、セリーズ コーラルホールで商談会を行い、11日(金)には、事前に希望があった県内企業の工場視察及び現地商談を実施し、新たな協力企業の開拓や高知県内企業が有する加工技術や開発製品などの情報収集の場として、ご活用いただきました。

 今回は、県外発注企業16社、県内受注企業33社にご参加いただき、105件の商談を行うことができました。

 当センターでは、この商談をしっかり成果につなげていくために、参加企業と連携しながら、サポートを継続してまいります。今後とも県外企業へのアプローチや同行訪問等、ぜひ当センターをご活用ください。


🔶 参加企業の声

・これまでに商談会への出展はあったが、工場視察はなかったので、良い機会をいただきました。 

・商談会のあとに、工場を見学したことで、より良いイメージがつかめました。

・加工現場を見て、その場で寸法などを確認しながら具体的な商談になりました。

・未取引先の工場に視察できる機会はまず無いので、普段とは違った商談ができて良かったです。

・今回の商談会に参加していない企業にもお会いできればと思いました。