全ての工程を見渡すコーディネーター

▼岩本
私は生産管理という部署に所属しています。生産管理は、営業部からの受注をうけて、製造の段取りと製造指示を行う部署です。図面を基に弊社で初めて受注した品か、これまでもやったことがあるリピート品かを確認して、まずデータが現場にあるかないかを確認します。初めて受注した品の場合は、どこの工程で作るのかを確認して、受注を入れますが、それだけでなく後工程にも遅れがないか毎日確認して、納期に間に合うように進捗管理をしています。

成長株のおしゃれ革命

▼伊藤
彼女の仕事ぶりでいいますと、現場にいる年上のおじ様たちにもしっかりと意見を言って、納期を守っていくという役割を果たしているところがすごいところです。入社して最初の頃は話すことも不慣れだったようですが、３年４年と経験を重ねるにしたがって、どんどん弾けてきて、関係者からの信頼も厚いです。現時点でもしっかりしていますが、彼女はその成長度合いがすごい、そこがものすごいといえると思います。

▼岩本
ありがとうございます（笑）

▼伊藤
謙遜しないスタイルもいいですね（笑）
このキャラを生かしながら、現場を動かして頑張ってくれていますね。厳しく言うだけでは現場は動かないこともありますが、「まあこの人が言うならしゃあないか」というような気持ちで、喜んで引き受けてもらい、前に進んでいくこともあるので、生産管理としてしっかりやってくれています。

▼岩本

納期は絶対ですし、どんなに短い納期であったとしても、納期を守ってもらえるように各工程に連絡をしたりするなど、責任感をもってやっています。各工程にお願いしていくのですが、最後の出荷の梱包時に製品のミスやキズがあると納期に間に合わなくなるので、できるだけ後工程でチェックの時間が取れるように調整するなど工夫もしています。逆に、前工程で時間がかかりそうな時は、後工程に事情を説明して、作業時間を短くするなど協力してもらうこともあります。

▼伊藤

社員皆キャラクターが違うので、仕事のやり方はそれぞれですが、岩本さんの場合は自分の持ち味である説得力を使って現場を動かしてくれているところが武器なんじゃないでしょうか。

▼岩本

仕事のモチベーションとして、会社がおしゃれを認めてくれているのはすごくありがたいですね。ネイルをしている人もいれば、ピアスも認めてくれていますし、髪の色の縛りもないのでいい会社です（笑）

▼伊藤

女性社員が増えていくにつれて、会社も変わってきたところもありますね。昔はピアスというと不良なイメージとかありましたけど、今は全然そんなことないですしね。実は私もしています（笑）

働きやすい職場環境ということで産休、育休制度も整えていまして、ちょうど現在、男性社員が４ヶ月の育休を取っています。

また今年導入したのがグーグルワークスペースという生産性向上ツールで、これが社員にも好評で、情報共有のスピードや範囲もぐっと広がり、業務効率を高めたり、引き継ぎのしやすさにもつながっています。こうした働く環境づくりを経営層としては、率先してやっているところです。

▼岩本

働きやすさでいうと、会社として社員の意見を取り入れてくれるので、改善提案もしやすいです。実は、私のアイデアも採用されたんです。海洋堂スペースファクトリーなんこくにある弊社の展示装置の装飾を担当させていただき、社内で賞もとりました。

▼伊藤

展示装置は、弊社が得意な搬送機のミニチュア版で、産業機械はかっこいいけれども無骨ですので、お子さんに楽しんでもらえるアイデアを社内で相談していたところ、岩本さんのアイデアが目に留まりまして。本当にかわいらしく飾ってくれました。このキラキラ搬送装置は設計開発部の男性社員だけでは、なかなか出ないアイデアですよね（笑）他にも、工場見学者にお配りする記念品のバッジをデザインしてくれたりと彼女は本当にアイデア豊富です。

岩本さんが飾ったキラキラ搬送装置の動画はコチラ！

女性の視点から働きやすさを考える

▼伊藤
弊社では、「土佐撫子会」といって女性社員と総務課と社長が集まってお菓子を食べながらざっくばらんに暮らしや仕事についてなど、なんでも話し合う場を設けています。年６回、全５工場持ち回りでやっていて、違う工場の社員同士が関係をつくる機会にもなっています。

▼岩本
トイレや更衣室など撫子会で改善された事例もありますし、徐々に改善も進んでいくと思っています。普段話さない人達とも話すことが出来ますし、いい機会にもなっています。すごく楽しいですね。